高電圧バッテリーの健全性に関する情報

注

お使いの車両にはバッテリー健全性テスト機能が搭載されていない場合があります。

Model 3に搭載される高電圧バッテリーは、車両の全寿命にわたって良好に機能するように設計されています。しかし、他の充電式バッテリーと同様、経年劣化や使用状況により、時間の経過とともに効率が低下します。バッテリーのエネルギー保持量は、使用年数、バッテリーパックのサイズと化学的性質、車両の運転および充電方法など、多くの要因によって異なります。

バッテリーのエネルギー保持量を評価するには、「コントロール」 > 「サービス」 > 「バッテリー健全性」の順にタッチします。

タッチスクリーンには、車両のバッテリー健全性の評価が表示されます。この評価は、バッテリー管理システムからのデータを使用して計算され、特定のバッテリーの種類、使用年数、および使用状況で予想されるエネルギー保持量と比較されます。

オプションで、バッテリー健全性テストを実行できます。これには、Model 3をAC充電器に最大24時間接続する必要があります。テスト実行後、Model 3に新車時と比較したバッテリーのエネルギー保持量がパーセントで表示されます。

注

この機能を使用するには、Model 3がWi-Fiまたは携帯電話ネットワークに接続されている必要があります。

注

Teslaでは、高電圧バッテリーのエネルギー保持量に懸念がある場合のみ、バッテリー健全性テストを使用することを推奨しています。

バッテリー健全性テストの実行

テストを開始するには、Model 3を少なくとも5kWの電力を供給するAC充電器に接続する必要があります。

さらに、テストを開始する前に、次の要件がすべて満たされていることを確認してください。

バッテリーまたは熱システムに関連するアクティブなアラートがない。
Model 3 パーキングにシフトされている。
保留中のソフトウェアの更新がない。
バッテリー残量が20%未満。

テストを開始する準備ができたら:

車両をAC充電器に接続します。
「コントロール」 > 「サービス」 > 「バッテリー健全性テスト」の順にタップします。ポップアップを読み、「テストを開始」をタップします。

このテストの実行には最大24時間かかります。テストの実行中、タッチスクリーンには進行状況バーと推定残り時間が表示されます。テスト中、部分的にタッチスクリーンがオフになり、バッテリーは10%未満で放電され (0%まで放電される場合もあり)、車両の機能（セントリーモードや空調制御など）が無効になります。

警告

バッテリー健全性テストの実行中は、空調システムが無効になります。テストの実行中は乗員を車内に残さないでください。

注意

テスト中は、Model 3またはTeslaモバイルアプリを使用しないでください。車両のタッチスクリーンまたはモバイルアプリからいつでもテストをキャンセルできます。テストに失敗した場合、またはテストをキャンセルした場合、車両は設定値まで充電を開始します。

注意

テストの実行中は、Model 3のプラグを抜かないでください。Model 3のプラグを抜く必要がある場合は、まずタッチスクリーンでテストをキャンセルしてください。いつでもテストをキャンセルすることができます。

注

テストの実行中、Model 3で熱が感じられたり、ノイズ音（ファンの高速回転など）が聞こえる場合があります。これは正常な動作で、問題はありません。

結果の理解

バッテリー健全性テストが完了すると、タッチスクリーンに新車時と比較したバッテリーのエネルギー保持量がパーセント表示され、タッチスクリーンに表示される航続距離の推定値が再調整される場合があります。

データ接続が利用可能な場合、Model 3は車両の納車日と走行距離に基づいて、エネルギー保持量が予想どおりかどうかを判断できます。バッテリーのエネルギー保持量が車両の使用に影響を与える場合は、サービスに予約を入れてください。

テスト完了後は、車両のバッテリーに新らたにテストで測定できるほど変化があったことをバッテリー管理システムが検出するまで、バッテリー健全性テストは利用できません。