キーおよびドア
キーレスロックとロック解除
Model X のロックやロック解除は簡単に行うことができます。有効なキーフォブを携帯している必要がありますが、必ずしも使用する必要はありません。 Model X 約3 フィート(1 m)の範囲内にキーフォブが存在することを認識できるセンサーが運転席のドア周辺に装備されています。キーフォブをポケットやバッグに入れておけば、Model Xに近づくと検出されます。
プレミアム パッケージが装備され、自動ドア設定がオンとなっている場合は、キーフォブを持ってModel Xに近づくとドアが自動でアンロックされ、ドライバー側のドアが少し開きます。装備されていない場合、または設定がオフになっている場合、ドアは自動でロック解除され、ハンドルを押すとドアが開きます。「自宅で自動ドアを開くを除外する」を選択すると、ドアは自動で閉まりますが自動で開くことを無効にします(自宅住所を設定するには の順にタッチします)。
キーフォブを携帯しているときは、リア トランクもキーフォブを使わずに開くことができます。電動リフトゲート外側のハンドルの下のスイッチを押すだけです。運転席のドアロック解除モード(運転席ドアロック解除モードを参照)をオフに設定し、車両のドア付近でキーフォブを検出してからでないとリア トランクは開きません。
Model X ロックも自動的に行われます。「降車後オートロック」を有効に設定している場合、Model Xはキーフォブを携帯して遠ざかるとロックされます(降車後オートロック機能を参照)。
さらに、車両をロック/ロック解除したときにクラクションを小さく鳴らすようにModel Xを設定できます。 の順にタッチして設定します。
Model X の車内にいる間に、タッチスクリーンのステータスバーにあるアイコンをタッチして、車両をロックまたはアンロックすることもできます。
キーフォブの使用
キーフォブのご使用に慣れるために、キーフォブをModel Xのミニチュア版と考えてください (Teslaのエンブレムのある側が前方です)。キーフォブの上面はフロント、リア、その中間で 3 つのボタンに分かれており、両サイドにはファルコンウィングドアに対応する金属ボタンがあります。
- トランク
- アンロックするにはダブルクリックします。
- パワー リフトゲートが搭載されている場合、ダブルクリックしてリアトランクを閉めます。シングルクリックすると、動いているリフトゲートを止めることができます。
- 充電ポート ドアを開くには、ボタンを 1 ~ 2 秒間押し続けます。
- すべてロック/ロック解除
- シングル クリックすることで、すべてのドアとリア トランクがロックされます。ハザードライトが 1 回点滅します。注ドアまたはリア トランクが開いている場合は、ハザードランプが3回点滅してドアはロックされません。ただし、「キー フォブで全て閉じる」設定をオンにすると( の順にタッチします)、すべてのドア(およびリアトランク)を閉じることとロックすることをシングルクリックで行えるようになります。デフォルトでは、この設定はオフとなり、すべてのドアを閉じてロックするにはトリプルクリックする必要があります。
- アンロックするにはダブルクリックします。ハザードライトが 2 回点滅します。注プレミアム アップグレード パッケージが装備されている Model X で自動ドアが有効になっている場合(の順にタッチします)、Model X に近づくだけでドアがアンロックされ運転席のドアが開きます。次にダブルクリックすると、助手席側のフロントドアが開きます。
- シングル クリックすることで、すべてのドアとリア トランクがロックされます。ハザードライトが 1 回点滅します。
- フロントトランク
- ダブルクリックしてフロントトランクを開けます。
-
ファルコンウィングドア
- ダブルクリックすると、対応するファルコンウィングドアが開閉されます。
- シングルクリックすると、対応するファルコンウィングドアの動きが止まります。続いてダブルクリックすると、ファルコンウィングドアの動きが逆になります。たとえば、ドアを開いていたときは閉じ、閉じていたときは開きます。注ファルコンウィングドアは、事前に障害物を検出し、障害物が検出されたときはドアが動かないように設計されています。警告Model X ファルコンウィングドアには、ドアの動線にある物体の存在を検出するセンサーが複数取り付けられています。大半の場合、物体が検出されるとドアの動きは止まります。ただし、センサーはどんな場合でも、特にドアが閉まりかけている場合に、あらゆるエリアで何でも検出できるわけではありません。そのため、ドライバーは常に、ドアの動線に障害物がないようファルコンウィングドアを見守り、いかなるときもドアが何か(人を含む)に接触することを事前に防止できるようそばにいてください。確認を怠ると、重大な損傷や負傷事故につながる可能性があります。
この場合、キーフォブをModel Xに向ける必要はありませんが、キーフォブの作動範囲内にいる必要があります (作動範囲はキーフォブのバッテリーの強さによって異なります)。
Model Xがキーフォブを検出できない場合は、キーフォブが車内にないことを示すメッセージがタッチスクリーンに表示されます。キーフォブを、Model Xが最も検出しやすい位置である低電圧電源ソケットの下に置きます (キーフォブが車内にないを参照)。
周波数の近い無線機器がキーフォブに影響を与える場合があります。その場合は、キーフォブを他の電子機器 (携帯電話、ノートパソコンなど) から 1フィート30 cm)以上離してください。キーフォブが動作しない場合は、バッテリーの交換が必要となる場合があります。キーフォブのバッテリーが切れている場合は、以下のアンロックの手順に従ってModel Xを開けることができます。 (キーフォブが動作しないときのアンロックを参照)。
キー フォブのバッテリーを交換する
キーフォブのバッテリー寿命は通常使用で約1年です。バッテリー残量が低下すると、インストゥルメントパネルにメッセージが表示されます。以下の手順に従ってバッテリーを交換します。
- ボタン面を下にしてキーフォブを柔らかい面に置き、小さなマイナスドライバーか爪を使って底面のカバーを開きます。
注キーフォブにストラップが付いているときは、底面のカバーの「X」の文字のところを指で押してストラップを引く(つまり、キーフォブを押してカバーから外す)と、底面のカバーを外すことができます。また、キーとカバーの間に小さなマイナス ドライバー状のもの、爪または Tesla 提供のツールを差し込んでもカバーをこじ開けることができます。
- 注意しながらバッテリーを斜めにスライドさせて取り外します。
- プラス (+) 面を上にして新しいバッテリー (CR2354) を挿入します。バッテリーが所定の位置にぴったりとはまるようある程度角度を付けて+面(接触面はキーフォブのほぼ中央にあります)に向けてスライドさせ、その後反対側にしっかりと押し込んで所定の位置にしっかりはまっていることを確認してください。注Teslaでは、PanasonicCR2354電池を使用することを推奨します。これらの電池は、オンライン販売店、地域のスーパーマーケット、ドラッグストアで購入することができます。注意バッテリーは+の接触面に対してスプリングで押さえられていなければなりません。バッテリーを接触面の上に置いて無理に押さえつけることはしないでください。接触面を損傷する恐れがあります。注バッテリーはきれいに拭いて、平らな面に指を触れないようにして挿入します。バッテリーの平らな面に指紋が付いていると、バッテリーの寿命が短くなることがあります。
- カバーは、フロント側をキー本体に付け、横に付いているタブとキーフォブ本体側のスロットの位置を合わせて、パチンという音がするまで押し込んで固定します。
- 車両のロック解除およびロックを行い、キーフォブが動作するかテストします。
ストラップを取り付ける
Model Xのキーには小さなストラップを付けられるようになっています。ストラップを付けるときは、上記の要領で底面のカバーを外します。キーフォブの裏側のピンにストラップをかけます。カバーを合わせて、パチンと押し込みます。
キーフォブを追加する
キーフォブを紛失した場合または追加のキーフォブが必要な場合は、テスラにご連絡ください。 Model X 最大 8個のキーフォブを認識することができます。
Model Xの新しいキーフォブを注文したときは、お手持ちのキーフォブすべてをプログラミングし直してください。
フロント ドアを車内から開閉する
フロント ドアを開けるときは、インテリア ドア ハンドルを手前に引きます。
Model Xの車内からタッチスクリーンを利用してドアの開閉を行うこともできます。「コントロール」にタッチし、開閉したいドアを選びます。
運転席ドアに座ってブレーキペダルを踏むと、運転席ドアが自動で閉まります。また、ハンドルを手前に引くことでもドアを閉めることができます。
フロント ドアを車外から開閉する
Model Xのドアは電動です。キーを携帯してModel Xに近づくと、すべてのドアが自動的にロック解除されます。ドア ハンドルを押すとフロント ドアが開きます。
また、運転席のドアは、車両に近づくと自動的に開き、車両から離れると自動的に閉じるように設定することもできます(装備されている場合)。検出された障害物に応じて、ドアが20°~45°(半開き)の間で部分的に開きます。
「自宅で自動ドアを開くを除外する」を選択すると、ドアは自動で閉まりますが自動で開くことを無効にします(自宅住所を設定するには の順にタッチします)。
の順にタッチします。この設定がオンの場合、キーフォブのロック/ロック解除ボタンをダブルクリックして運転席側のドアを開くこともできます。その後にダブルクリックすることによってフロントの助手席ドアが開きます。運転席ドアロック解除モードを参照してください。
の順にタッチすると、運転席ドアだけをロック解除するように指定することもできます。次の方法で、車両の外側からドアを閉めることができます。
- 手動でドアを押して閉めます。
- キーフォブのロック/ロック解除ボタンをシングルクリックまたはトリプルクリックします(「キー フォブで全て閉じる」設定がオンの場合は、シングルクリックのみですべてのドアとトランクを閉じることができます。トリプルクリックする必要があるのは、この設定がオフの場合です)。
フロント ドアのリセット
Model Xには外側から引っ張ることのできる従来のドアハンドルが装備されていないため、車両にはポップ アクチュエーター(アイスブレーカーとも呼ばれます)が装備され、寒冷時にハンドルが凍結した場合などにフロントドアを開けるのをアシストします。ポップ アクチュエーターはフロント ドア ラッチの上にあり必要に応じて引き出してフロント ドアを開きます。フロントドアがわずかに開くと、ポップ アクチュエーターはゆっくりとドアに格納されます。
ポップ アクチュエーターが何かに引っかかり格納できなくなった場合、以下の手順でポップ アクチュエーターを手動で引き出して引っかかったものを取り除くことができます。
- ペン、スクリュードライバー、または同等のツールなど(指や体の一部などは入れない)を使って、塗装を傷めないようにドアラッチを慎重に閉じると、Model Xはドアが閉じられたものと検知します。
- Model Xがロックされていることを確認したら、エクステリア ハンドルを押す、またはインテリア ハンドルを引いてラッチをリセットしポップ アクチュエーターを引き出します。
- ドアからポップ アクチュエーターが引き出されたら、素早く引っ掛かっている物体を取り除きます。警告ポップ アクチュエーターは、ドアハンドルが押される、または引かれるとすぐに元に戻ろうとします。ポップ アクチュエーターはゆっくりと戻りますが、何かが挟まっていたりすると自動ではリリースされません。
ファルコン ウィングドアの開閉
Model Xにはファルコンウィングドアがあり、ボタンを押す、キーフォブを使用する、またはタッチスクリーンで該当するアイコンにタッチすることで簡単に開閉します。ファルコンウィングドアには、人や物を検知するセンサーが複数装備されており、何かを検知した場合はドアの動きが止まります。検知した物体に応じて、ドアはそれに接触しないように外側および上方向の動きを調整します。たとえば、物体がModel Xの上方に検知された場合、ドアはさらに外側には動くものの低めになり、一方、物体(または人物)がドアのそばに検知された場合には、ドアが外に出る動きはずっと少なくなります。
ファルコンウィングドアをModel Xの外から開けるには、ドア ハンドルを押すかまたはキーフォブのファルコンウィングドア ボタンを2回押します(キーフォブの使用を参照)。
Model Xの車内からファルコンウィングドアを開くには、運転席側のドア ピラーにあるスイッチを押すか、タッチスクリーンで該当するドア アイコンをタッチします(「コントロール」)。
ファルコンウィングドアを閉じるには、ドアの内側にあるボタンを押してください。キーフォブを利用することもできますが(キーフォブの使用を参照)、ドア ピラーにあるスイッチ(上図参照)を使用するか、タッチスクリーンで対応するドア アイコンをタッチすることもできます(「コントロール」)。
ファルコンウィング ドアが開いたままになった状態でパーキングからシフトしようとすると、タッチスクリーン上に運転する意思を確認する通知が表示されます。走行速度が10 mph(16 km/h)に達するとファルコンウィングドアは自動で閉じます。運転する前にドアとトランクが確実に閉じられていることを確認するのはお客様の責任です。
障害物検出
ファルコンウィングドアは、それがもつ多くのセンサーが物体を検知したとき、あるいはドアが何かに接触したことにより抵抗を感じたときに動きを止めます。タッチスクリーンに警告が表示されます。このような場合は、ファルコンウィングドアの開閉を続行することが適切であれば、ドア ピラーにあるスイッチを押したままにしたり、タッチパネル上のドア アイコンをタッチしたままにして、障害検出を無効にすることができます。
Model X が天井の低さを検知すると(例:ガレージ内)、他に障害物が無くてもファルコンウィングドア(およびトランク)を低めの高さで開きます。タッチスクリーンで対応するドア アイコンにタッチすれば、この高さを無視してドアが開く高さを上げることができます (「コントロール」 )。タッチスクリーンが、開けるドアの高さをこの位置で特定したいかどうか尋ねるメッセージを表示し、その設定を保存します。次回この位置でファルコンウィングドアを開くと、Model X は保存した高さでドアを開きます。
キャリブレーション
ファルコンウィングドアが正しくキャリブレーションされていない場合、タッチスクリーン上に警告が表示されます。ドアのキャリブレーションを行うには、まず両方のドアの周囲に十分な空間があり乗員や物がないことを確認してから、Calibrateボタンをキャリブレーションが終了するまで長押しします。キャリブレーション中、下のドアが完全に開き(Model Xの側面に十分な空間が必要です)、上のドアが完全に下がり、下のドアが閉まります。
内部からのロックとアンロック
Model X の車内に有効なキーがある場合、タッチスクリーンで車内からドアとトランクをロック/ロック解除することができます。タッチスクリーンのステータスバーの ロック アイコンにタッチします。
停車してModel Xパーキングにシフトした時に、ドアをロック解除するか、ロックしたままにするかを選択できます。これを行うには、 の順にタッチします。有効になっていると、パーキングにシフトした時にドアが自動的にロック解除されます。
また、シフトレバー端にあるパーキング ボタンを(パーキングにシフトするために一度を押した後などに)もう一度押して、ドアをロック解除してこともできます。
運転席ドアロック解除モード
キーフォブを携帯して車両に近づく場合、運転席側のドアだけをロック解除するように選択することができます。これを行うには、
の順にタッチします。残りのドアのロックを解除するには、タッチスクリーンを使用するか、キーフォブをもう一度押します。チャイルド ロック
Model X お子さまが内部ハンドルを使用してファルコンウィングドアやリフトゲートを開けることがないよう、リア ドアとリフトゲートにチャイルドロックを備えています。タッチスクリーンを使用してチャイルド ロックをオンまたはオフにします。 の順にタッチします。
走行後オートロック
Model X 走行速度が時速 8 km(5 マイル)を超える場合は、必ずすべてのドア (トランクを含む)を自動的にロックします。
降車後オートロック機能
ドアやトランクは、降車後キーフォブを持って車から離れるか、車がキーフォブを検出しなくなると(キーフォブがない、バッテリー切れなど)、自動的にロックされます。
自宅として設定した場所にModel Xを駐車する際、キーフォブを持って車から離れたときにドアがロックされないようにするには、自宅を除くチェックボックスにチェックを入れます。場所を自宅として設定する方法の詳細については、自宅、勤務先、お気に入りの目的地を参照してください。
モバイル アプリでModel Xをアンロックした場合、すべてのドアを閉じたままであれば短時間の後に自動的にロックされます。屋内駐車場など携帯電話サービス圏外で駐車するときは、接続済みのキー フォブをお持ちくださいModel X。
降車して、すべてのドアを閉めてから5分間、Model Xが認証済みのキーフォブを検出すると、降車後オートロック機能は無効になり、キーフォブを持って車両を離れてもロックされません。次に運転するまでは、手動でModel Xをロックする必要があります。
さらに、すべてのドアが閉まっているときにキーフォブを使用してModel Xのロックを解除すると、「降車後オートロック」機能は1分間無効になります。この1分以内にドアを開けた場合は、その後にすべてのドアが閉まってからキーフォブを持って車から離れるまで、ドアは再びロックされません。
キーフォブが動作しないときのアンロック
Model Xに近づいたり、キーフォブのアンロックボタンを押したりしてもロックが解除されない場合は、キーのバッテリーが切れている可能性があります。その場合でも、キーフォブを使用してアンロックし、Model Xを運転することができます。
キーフォブを使用してModel Xをアンロックする(同時にセキュリティアラームを無効にする)には、まずキーフォブを車両の運転席側のフロントドアとファルコンウィングドアの間のドアピラー下に置きます。次に、運転席側のドアハンドルを押します。Model Xがアンロックされない場合は、キーフォブの位置を調整して再度試してください。車両のロックを解除するには、キーフォブを正しい位置に置く必要があります。まだModel Xをアンロックできない場合は、キーフォブのバッテリーを一度取り外して、もう一度試してください。キー フォブのバッテリーを交換するを参照してください。
乗車後にModel Xを運転するには、キーフォブをセンターコンソールの低電圧電源ソケットの真下に置いてから、ブレーキを踏み込んでModel Xを始動させます。